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毎日食べる食品・ 「道の駅」なら安心、安全
 「道の駅 かつらぎ」 連日、大盛況
道の駅 かつらぎ(葛城) 11月3日 オープン
   連日、大盛況
 (1)「道の駅」は休憩機能・情報発信機能・地域の連携機能の
   3つの機能を持つ複合多機能型休憩施設です。
  主に市町村が国道沿いに設置しています。国土交通省では
  トイレ・駐車場や情報提供施設、特産品の直売所などの地域振興
  施設をそなえることを条件に、「道の駅」として登録を認めています。
   約25年前の1993年に制度化され、全国で1059カ所(2015年
  4月現在)が登録されており、奈良県内には合計12カ所設置
  されています。(近年中に開業予定2カ所)

   ①針T・R・S(テラス) 一般国道25号
   ②宇陀路室生 一般国道165号
   ③伊勢本街道御杖 一般国道368、369号
   ④宇陀路大宇陀  一般国道166号、370号
   ⑤杉の湯川上 一般国道169号
   ⑥吉野路上北山 一般国道169号
   ⑦十津川郷 一般国道168号
   ⑧吉野路大塔 一般国道168号
   ⑨吉野路黒滝 一般国道309号
   ⑩吉野路大淀 i センター 一般国道169号
   ⑪ふたかみパーク當麻 一般国道165号
   ⑫大和路へぐり 一般国道168号
   ⑬「かつらぎ」葛城市 国道166号線沿い
    平成28年11月3日オープン
   ⑭田原本町 国道24号線沿い、「道の駅、たわらもと
     (仮称)」は、平成30年に開業予定

 (2)地方創生に貢献
   経済学では、差別化した商品は、作れば作るほど利益が
  出る「規模の経済」が作用することが知られています。
   人の多い都会、近郊では、大量生産された非差別化商品
  でも採算が合いやすいですが、中山間地域では、高度に
  差別化された商品、安心・安全、生産者の顔が見えて
  気持ちよく商品が買える状態でないと物は到底売れない
  でしょう。
   事例紹介の一つとして、宇陀市大宇陀近辺では、高原
  冷涼で一日の寒暖差が大きい地形を生かした黒豆生産が
  されていることがあります。 (写真⑯、⑰、⑱)
   *京都丹波の黒豆生産はよく知られています。
   地方創生は、あらゆる方面での地道な取り組みの積み重ね
  で効果が出てくるものでしょう。

道の駅 かつらぎ(葛城)
道の駅 かつらぎ 地元産中心の ローカルなグルメも
連日 大盛況 農産物販売所 充実している

 (2)宇陀路大宇陀重点「道の駅」候補に選ばれる。
    地域活性化につながる意欲的な取り組みが期待できる
   として、国土交通省近畿地方整備局が決定した「重点
   道の駅候補」に、「宇陀路大宇陀」が選ばれています。
    平成9年4月にオープン。周辺には城下町の面影を残す
   街並みが残っており、商家町として発展した旧城下町は
   国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。
   駅の建物のデザインは、宿場町をイメージした造りで
   県南部・東部方面への観光拠点として県内外から多くの
   観光客や地元の人で賑わっています。
    ここでは、今後、薬草を使った特産物の加工販売や、
   酒蔵を利用した体験工房、また、近くを流れる宇陀川の
   整備が計画されており、周辺施設と一体となった
   「にぎわいづくり」が期待されています。

    参考ホームページ紹介:宇陀市大宇陀松山地区案内

地方創生、災害対策の拠点役割も期待されています。

①宇陀路大宇陀 ②大宇陀の足湯 ③近くの野菜や
国道166号、370号 特色ある「道の駅」 花卉など販売

④大淀 i センター ⑤情報・観光案内 ⑥吉野産中心の
吉野路の玄関口 情報発信基地 野菜など販売

⑦伊勢本街道 ⑧ふたかみパーク ⑨吉野路 大塔
御杖(みつえ) 當麻(たいま) 隣に「天文台」

⑩宇陀路室生 ⑪針テラス 車や ⑫針テラス
店舗には野菜等 人でいっぱい とれしゃき市場

⑬とれしゃき市場 ⑭新鮮な白菜 ⑮道の駅かつらぎ
明るく清潔 宇陀市榛原産 2016年秋オープン

⑯黒豆(枝豆) ⑰少々黒く色づく ⑱味は抜群!
宇陀特産 手前で収穫 丹波に匹敵

(3)提言(私見です)
  (a)現状分析
    国立社会保障・人口問題研究所の「地域別将来推計人口
   (平成25年3月推計)」などを基にした、中央公論1014年6月号
   で発表された、「消滅する市町村523全リスト」の発表は、国民に
   衝撃的なインパクトを与えました。
    全国で、減少率が最も高い20市町村(「20~30歳の女性人口」
   が5割以下に減少する市区町村のうち、このままでは消滅可能性
   が高いと言わざるをえない20市町村(2040年に人口1万人以下)
   を減少率の高い順20番以内に、
    2位 川上村(-89.0%)、11位 吉野町(-84.4%)
    19位 東吉野村(-82.7%)と、全国で上位に奈良県内の3町村
   が入っています。(上位は北海道、東北が多く占めている)
 平成5年(総人口)
   吉野町(12,851人) 東吉野村(3,436人) 十津川村(5,312人)
 平成20年(総人口)
   吉野町(9731人) 東吉野村(2512人) 十津川村(4,314人)
 平成28年8月1日現在総人口
   吉野町(7,193人) 東吉野村(1,678人) 十津川村(3,410人)
 24年後の平成42年(2040年)には
   吉野町(3,063人) 東吉野村(631人) 十津川村(2,000人)
  と予測されています。
  県東南部の人口急減対策は「待ったなし」の状況になっています。
  (b)安定した雇用の創出
    人口急減の流れをストップさせるには、若者が自らの希望に
  基づき結婚し、子供を産み、育てられるような環境、社会を作る
  ことが第一です。緑が多い、環境が良い・・だけでは、生活が
  できません。
   「若者・結婚子育て年収500万円モデル」では、
   20代で300万円(未婚)以上、30代後半で500万円
   (夫婦)以上の年収が「安定的」に確保されることを目標
   としています。公的補助、扶助にたよるのでなく、自立した生活を
   送るためには、なりよりも、安定した雇用の創出が地域に
   求められています。  
    子育て世帯が、無理なく次の世代を担う子供を産み育てるには
    ①「相応の賃金」 
      地元の公務員程度を目標にしている町村もある
    ②「安定した雇用」
    ③地域に誇りが持てる「やりがい」
    地域の特性、実態に応じた上記の3要素を満たす「仕事」
   を創造することが、なりよりも肝要です。
  (c)若者に魅力ある町
    生活に欠かせなくなっているインターネット、携帯については、
   幹線ぞいを中心にして、かなり普及しています。
    人口が少ないため、コンビニが近辺に無いところもあり
   生活をするうえで、それなりの覚悟も必要です。
    小中学校は、かなり統合され、これ以上すると、負の
   スパイラルになり、30歳から45歳ぐらいの人達が子育て
   をすることが困難となるでしょう。
    若者に魅力のある街づくりが求められています。
  (d)攻めの「コンパクト」な町、村づくり
    人口減を直視した対策が早急に求められています。
   公共・商業施設や住居をできるだけ中心部に集める
   コンパクト化への議論を深化させることは、避けて通れ
   ないでしょう。
    中山間部ならでの木材などの1次産品や観光資源
   に磨きをかけて、「若者」が活躍できる場を提供できるか
   どうかが大切なように思われます。

   参考図書など
      ①中央公論1014年6月号
        消滅する市町村523全リスト、増田寛也
        日本創成会議人口減少問題検討分科会
      ②地方消滅  増田寛也編著  中公新書
      ③里山資本主義 藻谷浩介 NHK KADOKAWA
      ④公共事業が日本を救う 藤井 聡
      ⑤地方消滅の罠 山下祐介 ちくま新書
      ⑥2015年の論点100 藻谷浩介他 文藝春秋
      ⑦人口蒸発「5000万人国家」日本の衝撃
       一般財団法人 日本再建イニシアティブ 新潮社
      ⑧「地方創生」への、まちづくり・ひとづくり
         袖井孝子 他6名共著 ミネルヴァ書房
      ⑨ 道の駅 徹底オールガイド あんぐる著 メイツ出版
      ⑩人口減が地方を強くする 藤波 匠 日経出版
      ⑪日本経済新聞、読売新聞、インターネット掲載記事
        など他多数

     ログハウス


   ウッドデッキから山小屋、ログハウスまで、企画・設計・製作・施工
     田舎暮らし物件、土地、家、建物、古民家の売買・仲介・管理
       奈良県知事 (2)3883号
        (公社)奈良県宅地建物取引業協会会員
        (公社)全国宅地建物保証協会会員
          工房    奈良県吉野郡東吉野村平野1252-4
          事務所  奈良県香芝市高山台2-16-46
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